昭和三十一年(1956)、二代・瓢阿が創立した「竹樂会」は、竹芸を学びたいお茶人たちの教室として、まだカルチャー教室の少なかった時代にはじまりました。その後、「竹樂会」を母体として、東京都内にあるカルチャースクールなどにも教室を設け、裾野を広げています。現在は、3代・瓢阿とその長男、泰輔が指導を行っています。
そして、「竹樂会」の会員の成果は、五年に一度、日本橋三越本店の「特選画廊」で披露目をし、多くの茶道愛好家の眼を楽しませています。なお、竹芸教室では、風趣豊かな竹の茶道具を手づくりで楽しめる教室として、各クラスとも、一年目で籠花入(置き・掛け)、籠炭取、菓子器、茶杓など、二年目以降はご希望の作品をつくれます。また、茶杓教室は、茶杓を削るだけでなく、竹を曲げ、磨き、共筒を削って、その銘を考えながら、茶の湯の奥深さを語り合う場でもあります。現在、受講できる講座は、下記の通り。
東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館4階 NHK文化センター TEL 03-3475-1151
東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル4階 朝日カルチャーセンター TEL 03-3344-1941
東京都新宿区市谷柳町39-1 菅屋ビル 淡交社文化事業部 TEL 03-5379-3227